「ひとり漫才」で文章を磨く

ビジネス部門 ライティング術ライターの吉田和歌子(wacoxxx)です。
よくいただくご相談に「何が言いたいのか、よく分からない文章になる」というものがあります。

その多くは、

  • ダラダラと長い文章
  • 野暮ったい文章
  • くどい文章

であるように思います。

さらに言うと、

  • 書き手目線
  • 内容も分量も詰め込みすぎ

な「自己満足」な文章が多いです。

解決するには、まず、書く前に「文章の目的を決める」こと。つまり「誰に」「何を」伝えて「読み手がどう行動するか」を決めるのが大前提です。例えば、「投稿のリアクションが少ないけど、どう改善したら良いか分からない個人事業主さん」に「添削の必要性」を伝えて「知りたいとコメントをもらう」などが、文章の目的になります。そして、書き始めたら

1)一気に書き上げる=執筆
2)読み直して削る=校正・編集

という2つの作業を行います。そのときの鉄則がこちらです。

書くときは情熱的に
読み直すときは冷静に

とは言え、自分で書いた文章を、客観的かつ冷静に読み直すのは簡単ではありません。そんなときにオススメなのが【ひとり漫才】です。

  • 読み手になりきって読み直す
  • 時間を置いて読み直す

などの本意は、「書いたあなたとは全く別の視点で、冷静に読み直しましょう」ということ。ツッコミ役になって、自分の文章に「ほんまに?」「そんな訳ないやろ〜」「それ、どういうことやねん」と、ツッコミまくってみてください。

  • 伝わりづらい
  • 必要な説明が足りない
  • 表現が大げさ
  • 修飾しすぎ
  • 文法がおかしい
  • 目的に必要ない内容が含まれている

といった改善点が浮き彫りになります。
改善点が分かったら、過去記事の「校正・校閲ポイント」をご参考に修正してみてください。熱量の乗った文章は量が多い傾向があるので、原文の半分か2/3に削るくらいのつもりで見直してみましょう。
ひとり漫才で、文章磨きを。

投稿者プロフィール

吉田和歌子
吉田和歌子個人起業家 発信力サポーター
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“想い”を“言葉”に
その“言葉”が未来をつくる
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14年間の広告・編集業界を経て2018年にフリーに。
現役ライターとして活動中。
1,000人以上を取材してきた【取材力】で魅力を120%引き出し、ありありとイメージさせる【文章力】で心を揺さぶるのが得意。
10,000人以上の添削&修正してきた【ライティングスキル】を生かし、
個人起業家の《発信力アップ》をサポートするライティング講座を開講。
プライベートでは、元バックパッカーのマイペース夫とおじいちゃんのような5歳男児と悲喜こもごもを共にしている。
パラレルキャリア専門エール通信

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