書くより重要!?「校正・校閲ポイント」トップ10

ビジネス部門 ライティング術ライターの吉田和歌子(wacoxxx)です。

「書く」作業と同じくらい重要、かつ絶対に欠かせない工程である「校正・校閲」についてポイントをお伝えしてきましたが、ようやく今回で最終回です。

「校正・校閲」のポイントは、言わば「文章を直すコツ」。

□読みやすいか
□伝わるか
□間違いはないか

の3つの視点のうち、今回は「正しさ」からトップ⑨~⑩をお伝えします。

ポイント⑨ 誤字・脱字が無いか確認する

基本中の基本ですが、誤字・脱字が無いか確認しましょう。初見の文章で誤字脱字が多すぎると、文章そのものの信頼性も疑われます。音読すると間違いを見つけやすいのでお試しください。

■間違いやすい同音異義語

誤変換による同音異義語の書き間違いに要注意!意味が違ってくるので、迷ったら調べましょう。

《例》
意外/以外
関心/感心
好意/厚意
誤り/謝り
決済/決裁
過小(↔︎過大)/過少(↔︎過多・過剰)
など

■送り仮名

漢字の使い方は正しくても、送り仮名を間違えているケースがあります。基本は予測変換に出てくる送り仮名を使えばOKです。

《例》
幼ない → 幼い
難かしい → 難しい
断わる → 断る
など

■ややこしい重複表現

日常会話では定着しつつある重複表現もありますが、文章では厳密に言うと間違いとなります。いざという時に困らないよう覚えておくと良いでしょう。

《例》
違和感を感じる → 違和感を覚える
全てを一任する → 一任する
挙式を挙げる → 挙式をする
など

ポイント⑩ 見た目を統一する

見た目が整った文章は、読みやすさにも通じます。

■全角と半角

英数字(123、abc)、約物(、。!?()「」など)の全角・半角をそろえましょう。WEB媒体では半角で使用されることが多い傾向にあります。

■漢字とひらがな

読みやすさの視点から、漢字で使った方が良い表現とひらがなを使った方が良い表現があります。厳密なルールはありませんが、目安として以下をご参照ください。

《ひらがなにした方が良い例》
●補助動詞
教えて頂く→教えていただく
して下さい→してください
続けて行くつもり→続けていくつもり
など

●形式名詞・形容詞・接続詞など
~する事が好きだ→~することが好きだ
面白い→おもしろい
然し→しかし
など

●難しい漢字
爬虫類→は虫類
嗜好品→し好品
など

■文体

「ですます」調と「だ・である」調が混在しないように、文末や文章表現を調整します。

ご自身の書き上げた記事をチェックする際に、参考にしていただければ幸いです。

投稿者プロフィール

吉田和歌子
吉田和歌子個人起業家 発信力サポーター
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“想い”を“言葉”に
その“言葉”が未来をつくる
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14年間の広告・編集業界を経て2018年にフリーに。
現役ライターとして活動中。
1,000人以上を取材してきた【取材力】で魅力を120%引き出し、ありありとイメージさせる【文章力】で心を揺さぶるのが得意。
10,000人以上の添削&修正してきた【ライティングスキル】を生かし、
個人起業家の《発信力アップ》をサポートするライティング講座を開講。
プライベートでは、元バックパッカーのマイペース夫とおじいちゃんのような5歳男児と悲喜こもごもを共にしている。
パラレルキャリア専門エール通信

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