質の高いコンテンツをつくるために一番大切なこと

ビジネス部門メディアライターの葉月玲衣(はづき・れい)です。
情報を発信する側の視点から、一歩先をゆく情報とのとの付き合い方、メディア発信についてお伝えして参ります。

今回は、コンテンツを作るときに一番大切なポイントについて、考えてみたいと思います。

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私事になりますが、この夏2年ぶりに管理系職場からテレビの番組制作系の部署に異動しました。日々様々な情報に接し、現場での取材を重ね、様々な権利やプライバシーにつての確認も行いつつ、その中から世に問うメッセージを発信すべく、奮闘しています。

制作部のメンバーからは「こんな番組を作りたい!」と、日々多様な提案が出されます。その中で実現可能性の高いテーマを採択し、予算をつけて制作を進行していきます。テーマに対してはいろんなアプローチがありますが、視聴者の心を動かす番組や、反響の大きいコンテンツには共通点があります。それは「製作者がどれほど深くテーマに向き合ったか」ということです。

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・なぜこのコンテンツを世に出したいのか
・似たような情報はすでにあるのではないか
・なぜ今でなければならないのか
・この情報は誰の役に立ち、幸せにするのか
・誰かを傷つける可能性はないか
・情報が偏っていないか
・根拠がある正確な情報に基づいているのか
・複雑な情報を整理できているか
・分かり易くするために単純化しすぎていないか

マスメディアでも個人発信でも、情報のすべてが炎上する可能性のある今、あらゆるリスクを想定する必要があります。

その一方で、リスクを恐れるあまりメッセージのないコンテンツは世に出す意味がありません。こうした一つ一つをあらゆる角度から検討し、精査し抜いたその深さが、コンテンツの持つパワーになります。動画の長さとか、テキストの枚数とは関係なく、「手軽に」とか「ラクラク」「効率化」は難しい世界だとつくづく感じています。

世にいうインフルエンサーの方が軽やかにスマートに発信しているように見えるその裏側には、フォロワー数に等しい深く豊かで厳しい世界があるのでしょう。その厳しさに向き合う覚悟を持つことこそ、メディア発信に欠かせないカギになります。

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毎月執筆させて頂いていたこのコラムですが、今回をもってしばらくお休みさせていただくことになりました。一時はテレビ局を辞めて起業しようかと考えたこともありましたが、運よく希望する部署とポジションを得ることができた今、そこに懸けてみたいと思っています。組織で働くことで、女性の多様なキャリアを実現することにも貢献していきたいという強い思いもあります。

当面はチームプロジェクト「教育・福祉チーム」のリーダーとして、みなさんのお役に立てるよう努めていきますし、副業の機運の高まる今、私自身のパラレルキャリアの比率も将来的には変わっていくだろうと考えています。

最後まで読んでくださった皆さま、ありがとうございました!コラムはひとまず終わりますが、引き続きよろしくお願いいたします。

投稿者プロフィール

葉月 玲衣
葉月 玲衣現役テレビディレクター/人気講座構築プロデューサー
テレビディレクター歴20年
番組の企画制作1000本の実績
必ず伝わる!選ばれる!人気講座構築プロデューサーとしてパラレルキャリア活動中
教材やセミナーの企画、講師プロデュース、メディア発信のアドバイス
(https://ameblo.jp/kotonoha-lei/)
パラレルキャリア専門エール通信

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