睡眠にはタイプがある!

ヘルスケア部門 睡眠ライターの植村真由美です。
今回は「毎日の過ごし方でわかる?睡眠タイプ」をお伝えします。

あなたは、だれかと起きる時間や寝る時間を比べて、違いを気にしたことはありませんか?

体のリズムを整えるには、同じ時間に起きて日光を浴びるのがいいのですが、どう頑張ってもできない方が、一定数いらしゃいます。理由は、睡眠のタイプがちがうから!睡眠タイプは遺伝子によって『朝型』、『夜型』に分かれています。

『朝型』は9時から17時までを軸としたライフスタイルに適応しやすいです。早寝早起き、ぐっすり眠れる方が多く、今ブームの「朝活」に適しています。夜にかけてパフォーマンスが下がり、どちらかと言えば時差ボケや交代勤務に弱いです。

『夜型』は定時ではない時間帯でパフォーマンスが上がります。朝なかなか起きられない方が多く、俗に言う“午後から人間”。時差ボケに強く、交代勤務やフレックスタイムが向いています。「朝活」をしても、効率が悪く、睡眠不足になりがちです。

睡眠タイプは「体温リズム」の違いもあります。私たちの体温は1日の中で変動していて、体温が上がると活動モード、下がるとお休みモードに入ります。

低体温の方が“朝起きづらい”と話すのを耳にしますが、睡眠は体温と関係が深い。ある研究結果によると、『朝型』が6時ごろから活動モードなのに対して、『夜型』は7時ごろからお休みモードになります。この体温リズムのズレが、睡眠タイプの違い!!『夜型』はいくらがんばっても『朝型』にはなれないので、“朝活できない”からと自身を責めなくていいんです!

補足すると、夜型の中には本来は朝型だけど、生活習慣によって夜型になっている方がいます。状況によって朝型・夜型を切り替えられる『中間型』で、割合はかなり多いです。

自身の睡眠タイプ知りたい方は、「朝型夜型質問紙」と検索してみてください。人それぞれ、「タイプにあった生活リズム」で、心地よく過ごせるといいですね。

投稿者プロフィール

植村真由美
植村真由美心と体のセルフメンテ実践サポートナース
人生100年時代「自分の体は自分で守る」「未来を楽しむあなたをつくる」をモットーに「睡眠の大切さと質を高める方法」を伝え、実践できる人を増やす活動をしている。
医療機関で様々な人の健康ステージにかかわり、生活アドバイスを行った経験あり。20年以上の交代勤務の中、健康を維持する大切さを実感する。
アンチエイジングの視点から「睡眠」を学び、個人相談を通じて発信中。今後は講座などを行う予定。
1966年3月生まれ/福井県出身/兵庫県西宮市在住
睡眠健康指導士×看護師
空を見ながら歩くことが好き
パラレルキャリア専門エール通信

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