「ブランド」から「好感度」へあなたらしい文章を書くための3つのヒント③

ビジネス部門 ライティング術ライターの吉田和歌子(wacoxxx)です。

コロナ禍を経て、人々の価値観は大きく変わりました。
“あり方”が問われる時代になり、「人の選び方」も「ブランディング重視」から「好感度重視」へと変化しています。

ライティングの視点から言うと、好感を持たれる文章のポイントは“共感”できるかどうか。「正直」「本質的」「本来の自分」などをキーワードに、「本当のあなたで発信しているか?」を意識することが大切です。

それでは、「あなたらしい文章」を書くためのヒント③をお伝えします。

ヒント③ 八方美人をやめる

共感を得るためには、

・自分の言葉で書く
・「正しいことを書かなくてはいけない」「自分の意見を主張してはいけない」という思い込みを捨てる

ということをお伝えしてきました。

最後のヒントは「八方美人をやめる」です。

これまでもお伝えしているように、文章を書くときは、必ずアバター(ターゲット)と目的を決めてから書き始めます。

それらを決めないことには、アバターに貢献する文章は書けませんし、文章の内容や流れ、言葉選びなども変わってくるからです。

一方で、全員に好かれようとする“八方美人”な文章は、当たり障りのない文章になりがちです。当たり障りのない文章はつまらない上に、誰にも刺さりません。

なぜなら、あなたのフォーカスする先が違うから。そして、読み手はそれを無意識に感じ取ってしまうからです。

簡単に言うと、

アバター(読み手)のためになる文章 

→相手にフォーカス(役に立ちたい)全員に好かれようとする文章 

→自分にフォーカス(好かれたい)ということです。 

数ある記事のなかで、あなたの文章に目を止めて読んでもらえるのは素晴らしいことなので(「3つのNOT」参照)、このチャンスを逃すことなく、あなたのファンになってもらいましょう。

アバターが明確になっている前提で、八方美人な文章になってないか心配になったら、こちらをチェックしてみてください。

□あなたの想いを伝えたい人は誰なのか
□その人にとって興味のあるテーマ・内容になっているか
□その人が使う言葉を使っているか
□自分の言いたいことばかり書いてないか

その上で、どんなに役に立つ文章だとしても、一定数の批判や反論は出てしまうものです。エッジが効いた内容であればあるほど、喜んでくれる人と反感を持つ人が明確に分かれるでしょう。

こんなとき、最も良くないのは反感を持つ人の声に耳を傾けることです。

熱烈なファンがいる人ほど、アンチファンも多いものです。これは光と影の関係に似ていて、光が強いほど影は強くなり、影を弱めようとしたら光も弱くなります。アンチファンはいなくなりますが、熱烈なファンもいなくなるということです。むしろ「無関心よりありがたい。その裏には何倍も共感してくれるファンがいる」と考えましょう。

批判を恐れず、喜んでくれた多くの人のために、もっと喜んでもらえる文章を書いてくださいね。

投稿者プロフィール

吉田和歌子
吉田和歌子個人起業家 発信力サポーター
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“想い”を“言葉”に
その“言葉”が未来をつくる
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14年間の広告・編集業界を経て2018年にフリーに。
現役ライターとして活動中。
1,000人以上を取材してきた【取材力】で魅力を120%引き出し、ありありとイメージさせる【文章力】で心を揺さぶるのが得意。
10,000人以上の添削&修正してきた【ライティングスキル】を生かし、
個人起業家の《発信力アップ》をサポートするライティング講座を開講。
プライベートでは、元バックパッカーのマイペース夫とおじいちゃんのような5歳男児と悲喜こもごもを共にしている。
パラレルキャリア専門エール通信

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