伝える時の責任は伝える側にある

キャリア部門 子育てライターの下河内優子です。

私には上から高1、中2、小3の娘がいます。

学年によって伝える言葉を変えるようにしているのですが、先日、それが原因で笑ってしまう事件になってしまいました。

その時に感じたことは、自分はちゃんと伝えたつもりでも、相手が受け取れていなければ伝えたことになっていないという事です。

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先日、家族でお鍋を食べていた時のことです。

お鍋にお豆腐がなくなったので、お水を汲みに台所に立った三女に声をかけました。
(私と小3の娘は大のお豆腐好き)

私「お豆腐切って持ってきて」

娘「良いよ。どうやって切るの?」

私「4つに切って」

娘「4つって?」

私(手で十字に切る仕草を見せながら)
 「バッテンに切って。」

娘「わかった!」

娘「ママ、切ってきたよー!」

彼女の手にはバッテン(×)バツに切られた三角のお豆腐がのっていました。

私は一瞬目が点になり、次に笑いがこみ上げました。

そうです。私はバッテン(+)プラスに切って欲しかったのです。
四角いお豆腐をお願いしたつもりでした。

私が一瞬固まったのを見て、三女は不安になったようだったので、こう伝えました。

「大丈夫。ありがとう。
バッテンって言ったらこれも確かにバッテンだね。四角く切って欲しかったのにママがうまく伝えられなくてごめんね。」

三女はホッとした表情とともに。
「バッテンてこっちかぁー。わからなくて
ごめんね。」
と言いながら理解してくれました。

これから三女は、お鍋の豆腐の切り方を三角に切ることはないでしょう。

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<今回の反省点は3つ>

①いろんなイメージをできる言葉を選んだ
②共通認識になっているか確認しなかった
③いつも食べてるからわかるだろうと思い込んだ

人に何かを伝える時、できるだけ相手がわかりやすい言葉を選ぶことは大切です。

ただその選んだ言葉に対して、本当に相手がわかっているか認識を共通化させる手間を怠ってはいけません。

例えば、
「明日までに提出してね」とお願いした場合、今日中と捉える人もいれば、明日の始業前まで、午前中、午後、定時まで、残業して帰るまでなど人に捉え方は様々です。

指示をしたあなたは、始業前までに提出して欲しかったとしましょう。

でも指示された後輩は、明日中に出せば良いと思って残業しようと思っているかもしれません。

いつまでたっても提出しない後輩にイライラしたりなんてことありますよね。

「普通、明日までって言ったら始業前でしょ!?」
なんて文句の一つも言いたくなるかも知れません。

でも、
言葉の定義は人によって違うので、自分の普通が相手の普通とは限りません。

こうならないように、
「明日の○時までに提出してね。」
と誰にでもわかるよう伝えて、期限内に提出されて初めて伝わったと言えるのです。

ビジネスでもプライベートでも誰もが自分の常識を持って行動しています。

でもその常識は決して共通ではないということを
理解した上で、言葉を補って認識を合わせるという手間を惜しまないこと。

これは無駄にイライラしたり、待つ時間を減らす第一歩。

相手にもし伝わってないなと思った時は、
受け取らない相手を責めるのではなく

・伝え方はどうだったかな?
・言葉の選択はどうだったかな?

と自分を振り返ることで伝え方がうまくなり、パラレルキャリアをする上でも役立つ能力が身に付くでしょう。

投稿者プロフィール

下河内優子
下河内優子時短術コンサルタント
自由を手に入れるための時短術や、自分の人生を生きるための講座やイベントを開催。
(https://ameblo.jp/katadukesuki/)
パラレルキャリア専門エール通信

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