「相続」が「争族」にならないポイントは

教養部門 お金ライターの有賀郁子(あるがいくこ)です。


相続は殆どの人がいずれは経験することです。
これからの投稿が、みなさまのお役に立ちましたら幸いです。


相続をする人と相続を受ける人、相続が発生した後、「争族」になってしまったら本当に悲しいですね。
「うちは大丈夫。揉めるほど資産がないから」
「うちの家族は仲がいいから問題は起きない」


こんなご家庭は注意してください!?
なんと、相続に関する調停の殆どは、資産が5000万円以下の相続税が殆どかからない家族だそうです!

■なぜそうなってしまうのか?
それは、資産がある人の方が事前に相続の準備と相続税の対策をしているのに比べ、
5000万円以下の資産の人は、事前に何もしておかないことが多いからだそうです。
幸せな相続のためには、事前に準備をしておくことは大切です。

■では、いつから始めるといいのか?
それは、大人女性であれば、何歳でも始めて良いと思います。
もしもの時は、いつくるのか分かりませんから。
そこで手始めにお勧めなのが、「エンディングノート」です。
自分名義の銀行口座、加入している保険など、自分に急なことが起きた時、ご家族が慌てないために用意しておくのは思いやりですね。
市販のエンディングノートを使うと、何を書き出しておくべきか分かりやすいと思います。

 
ご自身でエンディングノートを用意してもいいと思います。
お勧めは、表紙が明るい色の物です。
例えば、
「私に何かあったら、オレンジのノートを見て!」
と伝えた時、明るい色のノートが見つけやすいからです。

ぜひ、ご参考になさってください。

投稿者プロフィール

有賀郁子
有賀郁子合同会社インクリースオフィス代表者/ファイナンシャルプランナー&相続士
37歳の時、父の病をきっかけに、地元長野県に帰る。父の介護と他界、そこで遺されたお金を母の生活費のために運用しようとするが、リーマンショックもあり失敗。同時に失業で収入を失い、住宅ローンを抱えるという3重苦。
お金のことを知らなかった、だから失ってしまった。そして当時は誰にも聞けなかった経験から、私があの時会いたかったアドバイザーになることを決意し、9年目になります。
1967年4月生まれ。長野県諏訪市在住
セミナーやウェビナーを通して、今の時代の資産形成を「貯蓄セミナー」として伝え、資産を守り賢く引き継ぐために相続を円滑円満にするための相続セミナーも好評です。
パラレルキャリア専門エール通信

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