これからの「ノウハウ」の在り方～スタンダードを創る側に～

ビジネスライターの松井沙織です。

コロナの第一波感染もいったんの収束を見せていますね。

2020年は法人・個人問わず、ビジネス環境が大きく変わっていくことが予想されますが、今日はその一環で「ノウハウ」の今後の在り方についてお伝えしようと思います。

ここで言う「ノウハウ」とは、「方法論」「やり方」のことを指しています。

　

　

　

私の主人はエネルギー関連メーカーのサラリーマンなのですが、主人とはよく仕事の話をします。

あるとき、「プロジェクトが全く計画通りに進まない」と主人が言うのでその理由を聞いてみたところ、「東日本大震災以降業界環境ががらりと変わって、スタンダードがない状況がずっと続いている。基準や仕組みそのものから創っていかなきゃならなくてみんな手探りでやってるから、計画を立てても遅れちゃうことが多いんだよね」

と。

頑張ってるんだなと思う反面、このコロナ禍で私たちが置かれてる状況と全く同じじゃないか、とも強く思ったんですね。

　

　

　

今後は、「スタンダード」「やり方」「ノウハウ」なんて、あってないような状況に突入していくと私は考えています。

今までのやり方が通用しなくなるのは当たり前で、「やり方」が体系化・商品化されて消費者に届く頃にはもうその「やり方」は古くなっている。

社会の変化が速すぎる故に、そんな状況になっていくのではないかと。

もちろんビジネスにおいての基本的な考え方はありますし、今までのやり方の全てが通じなくなるということはないですが、

・ノウハウを知ればなんとかなるんじゃないか

・失敗しない方法を知りたい

・誰かと同じ方法で安全にやりたい

・確実に再現できる方法を知りたい

こういった姿勢だともう本当に、本当に難しくなっていく時代に突入したなという実感を強めています。

自分がスタンダードを創る側になる！！

そのくらいの気概と熱意が、これからのビジネスパーソンには求められるようになります。

　

　

　

もちろん、辛い・しんどい側面だけを私は強調したい訳ではありません。

逆に言えば、

・オリジナルのをスタンダードを確立すればそこからいかようにも展開できる

・一部最大手に追随しなくても自分のやり方で戦っていける

ということでもあるので、希望が多い時代にもなるな、と考えています。

表面的なノウハウの取得に踊らされず、自分なりの仮説を立てて実践検証を繰り返し、これからの時代をしなやかに生き残れるビジネスウーマンになっていきましょう。

自分のスタンダードを創ることで、女性の未来はどんどん明るくなると私は信じています！