質問の数が多い人は、仕事が早い

キャリアライターの寺崎コウキです。

質問の数が多い人は、はじめは少し面倒に思われても結果的に仕事が早い!と痛感したエピソードをご紹介します。

先に白状すると、私自身は、かなり質問下手です。

飲み込みが早いとか物分りが良いと思われたい欲求が邪魔をしてしまうんです。自戒を込めてお伝えします。

パートナー企業の新任者で、業務を引き継いだAさん。

ある仕事を頼んだら、すごく質問が多く、時間がかかって困るという相談をメンバーから受けたことがありました。

Xという作業を依頼すると、Yの場合はどうですか?
じゃZの場合はどうですか?

芋づる式に質問が出てきてなかなか話が終わらない、とこぼしていました。

的外れな質問ではないので最後まで付き合うけれど、回答側に根気が必要だったのです。

1ヶ月ほどそんな状態が続き、チーム内ですっかりAさんは「質問が多い人」というレッテルが貼られました。

ところがしばらくすると、ピタッとAさんからの質問がなくなりました。全ての疑問を解消したうえで業務にあたっている姿は、上司からも信頼の厚いことが一目瞭然でした。

一方、質問をしないで悶々と作業していたのがBさん。
お客様からの要望通りのやり方で作業を進めたけれど、なぜこのやり方なのか、腑に落ちなくて時間がかかるとのこと。

理由を確かめてから着手したの?
と聞くと、確かめなかった、相手の好みだと思う、という答えでした。

AさんとBさんの違いは、
仕事を完遂するまでをイメージできたか、作業前に持った疑問を解消したか、ですよね。

わかった気になっていないかの自己点検を怠ると、期限が迫ってから疑問が生じて、作業の手が止まったり、再度確認したり、時間のロスが出てきてしまいます。

質問が多いと、相手を困らせてしまうのでは、という思い込みを持っている方もいるかもしれません。

その場しのぎの効率ではなく、仕事をやりきるまでの効率を思ったら、事前の質問に時間をかけることは、好結果につながるのですね。

子育て中、時短勤務、パラレルキャリア、読者に皆様も目の前の効率アップに迫られている方が多いかもしれません。

そんなときこそ、急がば回れ、と言い聞かせて、自分の中に沸いた疑問をタイムリーにアウトプットしてみましょう!

トータルの仕事効率はあがり、周りからの信頼も得られること間違いなしです!!

投稿者プロフィール

寺崎コウキ
寺崎コウキ会社員のまま やりたいことを仕事にできるコーチング
大手メーカー人事歴7年、勤続18年
◆2度目の育休復帰後、部内でメンター制度・社員研修の新プロジェクトを遂行中
◆複業では、キャリアシフトを望むワーママ向けコーチとして活動中!
◆こどもは7才♂3才♀
パラレルキャリア専門エール通信

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