お金に賢く美しく06

マネーリテラシー講座(Vol.6)

 自分の人生を自分で選び、輝く女性にとってマネーリテラシーは必須です。マネーリテラシーを磨き、主導的に人生を楽しみましょう。

 まず、大型台風の到来により、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。また甚大な被害については1日も早い復興を願っております。

 日本において、もはや自然災害は日常とも言えるほど、頻繁に我々の生活を脅かすようになってきました。辛いことですが、ただ1つ感じることはあります。それは、「交通機関の計画運休や避難指示、各自の備えなど、官民の対応はしっかりしてきた」ということ。過去の経験を踏まえて、確実に対応のレベルは上がってきています。さすがです!でも、「お金」「金融」「経済」においてはどうでしょう?

 日本人は、お金について深く考えず、ただただ国の政治や金融機関を信用(盲信)している人があまりにも多いと感じています。景気の波や経済のうねり、世界的な金融不安は歴史的に見ても何度も繰り返されています。また、国の財政が破綻すること、銀行が潰れることも多々あります。

 みなさん、きちんと「ハザードマップ」を手に入れるように、情報をキャッチしていますか?日々の備えとして防災リュックを準備するように、自分のお金を守る行動を取っていますか? 

 ついつい「自分は(日本は)大丈夫」と思ってしまう心理は分かります。でも、実は危機は目の前まできています。危機が現実となって私たちを襲ってくる日はいつになるか分かりませんが、いつ危機が襲ってきても大丈夫なように、備えておくことは今日からできます。ぜひ、皆さんも「お金」についても自分を守る行動を今すぐにとってください。

 さて、日本人に大きく欠けているもの、それは「リスク管理」能力です。金融においては、有名な言葉に「卵は1つのカゴに盛るな」という言葉があります。卵を1つのカゴに盛ると、そのカゴを落とした場合には全部の卵が割れてしまうかもしれませんが、複数のカゴに分けて卵を盛っておけば、そのうちの1つのカゴを落としてカゴの卵が割れてダメになったとしても、他のカゴの卵は影響を受けずにすみます。その意味は、1つの商品だけに投資をするのではなく、複数の商品に投資を行い、リスクを分散させた方がよいという教えです。

 簡単に例を挙げると、

「お金は全部銀行に貯金している」 → 物価上昇リスク、インフレリスクを考えていない。そして銀行が潰れたらおしまい。

「マイホームを買ったので、少しでもお金が貯まると繰り上げ返済している」 → 不測の事態(病気やケガで働くことができない、急なトラブル等)に全く対応できない。ましてや地震・震災などで家が被災すると立ち直れない。

「貯金、株、不動産など分散投資している」 → それが日本に集中していれば、カゴは1つであることに変わりはない。

 いかがでしょうか。少しずつ、リスクについても詳細にお話していきます。ですが、まず自分で真摯に情報をキャッチし、状況を把握し、備えを始めるための「心の準備」「最初の第一歩」を始めなければ何も変わりません。

 自然災害に対する対応は着実に進歩することができる日本人なのですがら、絶対大丈夫!金融についても「今ここにある危機」に目を向けて、備えることを始めましょう。


株式会社リーガルデザイン
代表取締役 行政書士
吉崎 静

お気楽人生を送っていた25歳、大病を患い、3年間の闘病生活を送る。「働く」ことの喜びに開眼するとともに、人生設計におけるお金の重み、保険や年金制度等に興味を持つ。その後起業し、金融の仕組みを最大限利用してスピーディーに夢を実現する手段としてファンド組成や資金調達支援を行う会社を経営。同時に、金融リテラシーの大切さを伝えることをライフワークとしている。

株式会社リーガルデザイン
金融商品(投資信託・不動産証券・クラウドファンディング等)のスキーム構築や組成、コンサルティングを幅広く手掛ける。また、証券会社や年金運用会社等の顧問を数多く務め、コンプライアンスやガバナンス態勢構築を進めている。「ファンドは夢をつなぐ仕組み」をモットーに、起業家やベンチャー企業支援にも力を入れている。


パラレルキャリア専門エール通信

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