金澤神社禰宜から学ぶ神社参拝の正しいお作法

グローバルマナーライターの砂田ちなつです。

新年を迎えるとほとんどの方は、初詣として、神社に参拝へ行かれることも多いのではないでしょうか。

そこで今回のテーマは
『神社参拝に正しいお作法』を身に着けてご利益(ごりやく)を頂きましょう!

私にとって神社の参拝は、年間行事の中に組み込まれており、小さい頃から生活の一部として育ったので、物心着いた頃には神社の参拝の作法はおおよそ知っていました。

小さな頃は祖母に、事あるごとに近所の神社の参拝に連れて行ってもらっていたので、私にとって神社は大好きな祖母との思い出の場所であり躾を受けた場所でもありました。

旅行先にも神社があれば大体は参拝しております。

最近、神社を訪れて ※手水舎(ちょうずや) や拝殿でも「これってどうやるんだっけ?」とか小さなお子さん連れの方でも知らないことに驚いてしまいます。

※手水舎・・・ちょうずや、ちょうずしゃ、てみずや、てみずしゃなど色々な呼び方があります。

今回は金沢市の中心地にある兼六園そばにあります、金澤神社の厚見禰宜より正しい神社の参拝のお作法を教えていただいた内容をご紹介します。

厚見禰宜のお父様で25代続く神職の家系で、ざっと計算しても千年以上も続いている家系です!!

\\現役禰宜から学ぶ神社参拝のお作法//

①鳥居をくぐるお作法

先ずは神社境内に入る前に「一の鳥居」をくぐる前に一礼する。

鳥居は俗世と聖域との結界の役割をするので、これから神様の聖域に「お邪魔します」という気持ちを込めて一礼します。

神門まで参道が続きますが、参道の真ん中を正中(せいちゅう)と呼びます。

こちらは神様の通る道なので、正中を避け左側を歩きます。
このお作法でも左側が下座に当たるからだと思われます。

また、その先の神門(鳥居よりも立派な門)をくぐる時も一礼します

②手水舎でのお作法

そして手水舎へ向かい手と口をお清めします。
この際の順番をご説明します。

  1. 右手で柄杓を取って水をすくいます
  2. 柄杓に入っている水で
    左手 ⇒ 右手 ⇒ 左の手の平を丸めて水を入れ ⇒ 口をすすぐ ⇒ 左手 ⇒ 柄杓の柄の順番でお清めをします。
    これは、柄杓1すくいで全てのお清めをします。

③拝礼のお作法

お賽銭は鈴を鳴らした後か先なのか迷ってしまいませんか?
こちらもお聞きしたところ、順番はどちらでも良いそうです。

ただ、先にお賽銭を入れてから、鈴を鳴らしたほうがスマートではないかと仰っていました。

私、個人の考えなのですが、お賽銭は神様へお供えの意味でのものなのに、投げ入れる方に少し違和感を感じます。

普段はお金を投げる行為は、みなさんされないのに、神様の前でそんな無作法をされるのはなぜなのだろうと・・・

初詣なので、人が大勢居て、なかなか賽銭箱にたどり着けない時に投げ入れるようになったのが、そのままお賽銭の正しいお作法と思われているのではないかと感じます。

普段の参拝では大人数はお賽銭箱には居ないので、手の届く範囲であればやはりお金はそっと入れるのが良いのではないかと思います。

話を戻しまして、拝礼のお作法へ拝殿の前で2拝2拍手1拝します。
\\ここがポイントです。//

「礼」ではなく「拝」なんです!!

一般的に「礼」は45°お辞儀をします。
でも、「拝」は90°なのです。

そして、みなさん、
2礼2拍手 ⇒ 手を合わせお願い事や感謝の気持ちを伝え ⇒ 1礼だと思っていませんでしたか?

私は今までそうしていました。
その時も1つ疑問があったのです。

仏様の前でも手を合わせてお参りして、神様の前でも手を合わせてお参りはなぜ一緒なのだろうと。。。

厚見禰宜によれば、神道では手を合わせてお参りはしないとのことでした。

確かに、宮司さんが祝詞をあげられているときも、手なんて合わせていません。90℃の角度でお辞儀をされながら、祝詞をあげられています。

これで、私の疑問も納得スッキリしました。

これからは
『2拝2拍手1拝』でお参りくださいね。

投稿者プロフィール

砂田ちなつ
砂田ちなつAtelier Juillet 代表
◆女性をファッション、マナー、メイク、立ち居振る舞い、プロフ写真撮影からマインド設定まで“砂田ちなつ流 オールインワンブランディング”でサポートし、『なりたい』自分にブラッシュアップできるサロンオーナー
◆趣味は旅行で、18か国 52都市を今までに訪問
◆フランス、イタリアなどの大使公邸でのパーティーやお茶会へも毎年参加
◆戦略的SNSブランディンディングの専門家
 集客を不要にする継続サポート納品中
◆エールプロジェクトbyパラレルキャリア推進委員会
 ライター「グローバルマナー部門」担当
(https://www.a-juillet.com/)
パラレルキャリア専門エール通信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です