事務局長/読書愛好家の長房美里 です。
先週の記事では多くの反響を頂き
「言葉の使いかたに悩んでいるのは私だけではないんだなぁ…」と、
何だか励まされたような気持ちになりました!ありがとうございます。
先週ご紹介した「言葉にできるは武器になる」は、
どちらかというと【思考法】に焦点を当てた
内容になっていたかと思います。
あの本に出てくるフレームワークに
しっかり取り組めば、すごく伝え上手になれそうですが
内容が充実している分、少し厚さのある本なので、ちょっと大変ですよね。
そこで、似たような本がないかなぁ…と探してみたところ
今日ご紹介する本を見つけました!
〜「伝わらない」がなくなる 数学的に考える力をつける本〜
タイトルだけ見ると、「数字に強くなる」系の本と
間違えてしまいそうですが、そういう本とは違って
「数学的な考え方ができるようになると、説明が上手にできるようになる!」という趣旨の本です。
この本も一応、「数学的(論理的)な思考法」
について書いてあるのですが、
どちらかというとテクニック的な要素があるように思ったので
今回取り上げてみました。
「数学的な考え方=構造化して矛盾やムダのない論述をし、誰もが100%納得できるように説明する(伝える)こと」として
その思考の大切さやポイントを開設した内容になっているのですが、この本でいうところの「数学コトバ」がポイントになっています。
数学コトバを使うことで情報が整理されて、
「次に来るのは理由だな」など、
相手も心の準備ができるようになるので
伝わりやすくなるのですね。
車の運転をする方は、ナビを使って
どこかに行こうとしているときを思い浮かべていただくと
わかりやすいかもしれません。
実際に右折するよりも前の地点で
「次の交差点で右折します」と言われることによって、
「右折です」と言われたときに「
あぁ、ここで右折ね!」と対応ができますよね。
では数学コトバとはどんなものか?というと、
「ゆえに」や「一方で」「なぜなら」など、
日常でも見かけて、しかも数学の証明問題とかでも
使ったな~というような言葉だと思って頂くと良いかと思います。
ここで、実例をあげてみると・・・
たとえば普段は「カレーに必要な材料を適当に買ってきて」
とお使いを頼んでいるのを、数学的に(認識の食い違いがないように)
伝えようとした場合
「我が家のカレーに必要なの材料は
牛肉●グラム
ジャガイモ●個
ニンジン●個
タマネギ●個
ルー●箱
↓しかも
冷蔵庫の中には
ジャガイモ・ニンジン・タマネギが必要な量そろっている
↓ゆえに
必要なのは牛肉●グラム・ルー●箱だけ」
となります。
そういえば確かに、
「説明や指示がわかりやすいな」という人って、状況説明や、そこから導き出される必要なアクションを伝えるのが上手ですよね。
説明上手になるために、
考えるときに使う言葉・伝えるときに使う言葉に
【数学コトバ】を取り入れてみることで
「構造把握→論証→説明」が飛躍的にうまくなるかもしれません!
投稿者プロフィール
- スモールビジネス専門カスタマーサポート。1989年静岡県生まれ。東京都在住。社員4名のベンチャー企業において事務全般をほぼ一人で行った経験を生かし、個人起業家向けに事務アシスタントのサービスを提供中。
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