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初回のビジネスマンは、投資家で上場企業の顧問も務める株式会社ソーシャルビジネスパートナーズ代表取締役の山崎さんに、働く女性へのエールをいただいてきました。


株式会社ソーシャルビジネスパートナーズ代表取締役
山崎 伸治

シニアビジネスの世界的権威。ブランディングやマーケティング、新規事業の立ち上げなどの分野で上場企業9社の顧問を務める。日本を含むアジアのベンチャー企業への投資家としても活動。明治神宮前で女性経営者専用シェアオフィス「サクラサク」を運営。「サクラサク」は、経営コンサルティングも受けられるシェアオフィスとして評判。入居者を徹底的に支援し上場まで導くことを目標としている。


─ 女性の社会進出についてどのように受け止めていますか?

 日本は、2006年から人口減少社会です。人口が減少すると、社会はソフト化します。ソフト化社会では、オラオラの男性脳で勝ち上がっていくのではなく、女性らしさ・優しさ・きめ細やかさ・しなやかさ・柔らかさ、のソフト力が時代にマッチすると思っています。

 時代は年々女性が活躍する流れになってきていますし、また、女性が活躍しないと日本に未来はないと断言できます。

─ 女性が活躍するためには「なにが」必要だと思いますか?

 成功モデルを見つけることですね。女性活躍社会とは言いつつも、これがロールモデル、成功モデル、と思える女性がまだ見えにくい状況だと思います。

 世界と比較して日本で大企業の女性役員比率や女性起業家比率がとても低いのは問題だと思います。もっと女性にチャンスを与えて、経験値を積んで成長していくのを社会全体で応援していく、また、そういうモデルケースを見ながら自力で上がってくる女性が増えてくることが必要だと思います。

 また、企業の仕組みや、保育所不足の問題があり、やはり女性がバリバリ働けない状態です。最近の男性は協力的になったとはいえ、まだまだ家庭、地域、介護のことなど、女性の負担が大きいのが現実だと思います。固定観念を取り去って男性のフォローアップが必要ですね。

─ 女性の「パラレルキャリア」という働き方についてどう思いますか?

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