有給休暇のススメ

キャリアライターの朝賀ちひろ です。

会社から付与される「有給休暇」全て消化できていますか?

日本企業においては、ダントツで取得率が低い、という噂はなんとなく聞いたことがありますよね。

エクスペディアが発表した【世界19ヶ国 有給休暇・国際比較調査2018】 によると、日本の有休取得率、有休取得日数は、ともに世界19か国で最下位でした。

ここでは、日本の有休取得日数10日間で最下位となっていたのですが、私の個人的な感覚としては、10日でさえも消化されていないのではないかと思います。

なぜ有給を取得しないのかという理由に対しては、

1位「人手不足」
2位「緊急時のためにとっておく」
3位「仕事する気が無いと思われたくない」

そして「有休取得に罪悪感がある」という人の割合は、58%で日本が1位でした。
つまり「みんなが忙しい中で、自分だけ有給をとるのが悪いなぁ」と思っているのですね。

ではそんな日本人心情を踏まえて、大きく2つの「有休消化のススメ」を
ご提案いたします。

1.具体的に「いつ」有給を採るのがベストなのか

「○月に有給を採ってはどうか?」と勧めても「いや~でもその月は■■だから・・・」と理由をつけていませんか?

■■だから・・・

4月 →年度初めだから
5月 →GWがあるから
6月 →???
7月 →四半期の締め、夏休みがあるから
8月 →お盆休みがあるから
9月 →半期の締めで忙しいから
10月 →???
11月 →商戦期に向けて準備があるから
12月 →年末は忙しいし飲み会もあるから
1月 →年始休みもあるし仕事もたまるから
2月 →日数が少ないし、最近有休消化している人がいるので自分も同じ日では休みにくいから
3月 →期末で忙しいから

長期休暇がある月や、決算、年末年始など区切りの月は忙しいことが予想され、積極的に採りにくいのではと考えられます。 
つまりその逆の月、例えば6月や10月は■■だから・・・の理由が少ない!!

6月に採るのはまだ早い・・・
なんて思わないでくださいね!

期末に近づくと有休を消化しようと、2月あたりから細かい日数で休む人が出てきます。
自分が気を遣って休めない可能性があるので、採れるときに採っておくのがベストです。

色々考えた結果、一番配慮して有給を取得出来るのは6月と10月という結論です。
「いざというときのためにとっておく」に関しては、「いざというときは」必ず特別休暇というものがありますので、大丈夫です。

寒い時期に風邪などで体調を崩したらと、心配でしたら、1月~3月までの間に3日ほど有給を残しておき、使わなければ翌年に繰り越せば良いではないでしょうか?

2.プライベートの時間も大切だと認識する

仕事も大切ですが、自分が人生で大切にしなければならないモノを見失わないでくださいね。

休みがあったら旅行に行く、実家に帰る、好きなことに没頭する、家族と過ごす、体を休める

その時間を「罪悪感」として過ごすのではなく、会社で対応してくれている仕事があれば「感謝」の気持ちを持って過ごせば良いと思います。

また、有給を消化出来るかどうかは、会社の無言の圧力があって採りにくい場合もあると思いますが、みんなが採り始めて連鎖していけば、その雰囲気も変わっていきますので恐れないでください。

いかがでしたでしょうか?

かくいう私もなかなか有給が取得出来ず、年間40日をフルで持っている会社員でした。

しかし、有給を取得してプライベートの充実を図り、バランスを採ることは会社の仕事のパフォーマンスをあげるためにも必要なことだと気がつきました。

有休の取得は権利であり、あなたの人生をより充実させることが出来る時間です。
(それが会社の仕事であるというのであれば、それはそれでOKですが!)

ぜひ上手に付き合っていきましょう!

投稿者プロフィール

朝賀ちひろ
朝賀ちひろNAIL&YOU代表
◇「NAIL&YOU」代表
◇「エールプロジェクト」事務局長、キャリア担当
栃木県出身、千葉県市川市在住。セーラームーン世代。
元会社員✕起業家✕ネイリスト✕ママのパラレルキャリア
(https://nailandyou.com/)
パラレルキャリア専門エール通信

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