マネーリテラシー講座(Vol.2)
輝く女性は、マネーリテラシーは必須です。マネーリテラシーを磨き、主導的に人生を楽しみましょう。
では、具体的にマネーリテラシーを磨くためにどうすればいいのか、順を追ってお伝えしたいと思います。
でも、雑誌等でよくある「つみたてNISA」や「iDeCo」等の仕組みを解説し、購入を促すようなお話をするつもりは全くありません。雑誌や団体等がマネーリテラシーについて語るとき、たいていは裏にスポンサーがいて「〇〇してほしい」という意図があるものが多いです。そういうものに簡単に騙されないようになっていただくのが、私のマネーリテラシー講座の狙いです。
例えば、証券会社のテレビCM等では、【株や投資信託、何がいいか分からないなあ・・・。「そうだ。信頼して相談できる人がいるところに行こう」】というものがあります。
でも、考えてみてください。証券会社は、自分たちにとって一番有利なもの(販売すれば、一番高い手数料が自分たちに入ってくるもの)をあの手この手で売ろうとしています。
保険等もそうです。複数の会社の保険商品を扱っている代理店が、「あなたに最適の保険をお勧めします」と謳っている代理店がありますが、「あなたに最適」なんて真っ赤なウソです!かなり重いノルマがあって、自分たちが一番売りたい商品を売るのです。(大多数の話であって、もちろん担当者によっては親身にお客様に寄り添う方もいらっしゃいます。)
※証券や保険、様々な金融商品は、上手く活用すれば、人生を豊かにし、危機に備える役割を担ってくれます。
大人の自立した女性には、ぜひ活用して欲しいと個人的には思っています。 ですが、日本人はあまりにも金融について勉強をせず、「〇〇さんがいいと言っていたから」「最近話題だから」等の理由で深く理解もせず契約し、大金を失っています。
また、消費者が勉強をしないので、簡単に粗悪な(売主にとって有利な)商品が売れ続けます。その結果、日本は世界で見ても異様なほど金融業界が育っていません。
自分の人生設計・リスクヘッジをきちんと考え、適切で必要十分な金融商品を「自分の頭で考えて」購入する癖をつけてください。
次回は、金融業界の仕組みをお伝えします。
代表取締役 行政書士
お気楽人生を送っていた25歳、大病を患い、3年間の闘病生活を送る。「働く」ことの喜びに開眼するとともに、人生設計におけるお金の重み、保険や年金制度等に興味を持つ。その後起業し、金融の仕組みを最大限利用してスピーディーに夢を実現する手段としてファンド組成や資金調達支援を行う会社を経営。同時に、金融リテラシーの大切さを伝えることをライフワークとしている。
株式会社リーガルデザイン
金融商品(投資信託・不動産証券・クラウドファンディング等)のスキーム構築や組成、コンサルティングを幅広く手掛ける。また、証券会社や年金運用会社等の顧問を数多く務め、コンプライアンスやガバナンス態勢構築を進めている。「ファンドは夢をつなぐ仕組み」をモットーに、起業家やベンチャー企業支援にも力を入れている。