お客様に気持ちよくお金を払っていただくために知るべきこと

こんにちは!
ビジネスライター、経営コンサルタントの松井沙織です。

本業を持ちながら復業で収入を得たり、ライフステージに併せて雇われるのではない働き方にシフトチェンジする方が今後ますます増えていきそうですね。
組織から労働対価をもらうのではなく、個としてお金を得る際には、「人(消費者)は何にお金を使うのか」を知っておく必要があります。
本日は現代人のお金の使い方を考察することで、お客様に気持ちよくお金を払っていただくためのヒントをお伝えしていこうと思います!

まず大前提として知っておかなければならないことは、過去と現代では、お金の使われ方が全く違うことです。過去(物質的な豊かさに乏しかった時代)は、お金は「生活に必要なモノ」「生活上の不便・不都合を解消するためのモノ」を手に入れるための道具でした。
もちろん、現代でもこういったお金の使い方は残っていますが(スーパーで食料品を買う、ドラッグストアで生活必需品を買う等)、お金の使い方全体に占める割合は減少しています。
また、このような消費活動の中で提供者側が生き残って行くには、「安さ」「速さ」「品揃え」等の利便性が強く求められるため、個人で活動することを目指す人はこの土俵で戦うことは目指すべきではありません。

では、現代(および未来)のお金の使い方とは??

ここで、ぜひ想像力を働かせていただきたいのです。
例えば、皆さんがシーズン新発売の口紅を買おうとするとき、何を判断基準として口紅を購買するでしょうか?
値段?色?成分?パッケージ?広告モデル?販売員さんのおすすめ?いつものブランド?
個人個人で様々な判断基準があると思います。ただ単に、「モノ」としての口紅が欲しいのであれば、極論むき出しの口紅そのものをパッケージも紙袋も何もなく購入してもいいはずです。(その方が値段も下がりそうですね)
でもいくら安くてもそのような提供方法では現実としてはなかなか売れないし、買う側としても面白くないことが想像できます。

これはつまり、私たちは「モノとしての口紅を購入する以上の何か」を、その消費活動から得ているということになります。

例えば、

  • 広告モデルのようになれるかもしれないという期待感を買っている
  • 環境に優しい口紅を購入することで自分も環境保全の一端を担えているという充実感を買っている
  • 都会的なブランドの世界観を生活に取り入れることで、自分も都会的な生活を送っているような気持ちになれる(例え地方に住んでいても!)
  • 素敵な販売員さんのおすすめを購入することで、その販売員さんとのコミュニケーションが深まった実感を買っている
  • あえて高価な口紅を購入することで、その口紅をつけられるという自己肯定感を買っている
  • かわいいパッケージの口紅を購入して、SNSにUPして楽しむところまでを含めて買っている

等など。

自分が提供者側となる際には、表向きに販売している具体的なモノ・サービス購入の背景にある購入動機までデザインできると、よりお客様満足度の高いサービス提供ができるようになります!
人の数だけ購入動機があるので、ここで必要なことは想像力です。

ぜひ、まずは自分自身が最近買ったものを思い出して、「私は本質的に何を購入したんだろう」という問いを立ててみてくださいね。消費者のお金の使い方を知ることは、自分自身のサービスを気持ちよく買っていただくための最大のヒントになりますよ!

投稿者プロフィール

松井沙織
松井沙織個人起業コンサルタント
"ブレない私"で堅実起業!SNS集客&ライティングで初期から満席!
開業初月から月平均10人集客更新中!個人起業コンサルタント
茨城県ひたちなか市&オンライン
(https://note.com/saori_matsui)
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