ライティング術担当の、吉田和歌子(wacoxxx)です。
前回の記事では、「文章は基本的に人は読んでくれないもの」という悲しいお知らせをしました。
なぜなら、読み手には
1. 読まない(Not Read)
2. 信じない(Not Believe)
3. 行動しない(Not Act)
という“3つのNOT”があるからです。
逆にこの3つの壁を突破することさえできれば、読んでもらい、信じてもらい、行動してもらうことができるのです。
それでは今回は読んでもらうための、具体的なテクニックをご紹介していきます。
1. 読まない(Not Read)の攻略法
\\\「滑り台効果」で続きを読ませる///
「読む気がなかった文章を、気付けばつい最後まで読んでしまった!」という経験はありませんか?
キャッチコピーから本文へ、序文から最後まで、一度滑り台に乗ったら、スーッと自動的に滑り落ちてしまう状態。
それが「滑り台効果」です。
実は、最後まで読んでもらえる文章は、一文一文がある役割を果たしています。
1文目の役割は、2文目を読ませること。
2文目は3文目を、3文目は4文目を読ませる。
つまり、「次の文章を読ませる」という役割です。
それでは、読まない(Not Read)を払拭し、滑り台効果を高める3つの方法をご紹介します。
●テンプレートを守る
物を売りたい→「セールスレターのテンプレート」
関係を構築したい→「価値提供のテンプレート」 ……など。
まずはオンライン上でも公開されている、内容に合わせたテンプレートの構成を守って必要事項を記入してみましょう。
なぜなら、テンプレートは①最初にキャッチコピーで目を引いて、②次に共感文を読ませて③本文に引き込んで…というように、読み手がつい続きが気になってしまう構成として作り込まれているからです。
自然と読み進めてもらえるので、一から書くよりも楽に効果を得られますよ。
●次が気になるフレーズを使う
続きが読みたくなるフレーズを使って、滑り台効果を狙います。
・ここからが重要です。
・実は、そうではなかったのです。
・もしかしたら、あなたも次の問題があるかもしれません。
これらは例ですが、「え?なになに?」「どういうこと?」と思わせるようなフレーズを使って、次の文章へと誘導します。
●文章の最初に接続詞や副詞を書く
接続詞や副詞が文頭にあるだけで、続きが気になるという現象が起こります。
・しかし
・さて
・なぜなら
・ちなみに
・実際のところ
多用しすぎて不自然にならないようにだけ、注意して使いましょう。
忘れてはいけないのが
/
アバター(読み手)の興味のある言葉を使う
\
ということ。
結局のところは、読み手への理解を深めること、【相手の目線】になることが大事です。
他にもお伝えしようと思っていたのですが、長くなってしまったので、
2. 信じない(Not Believe)
3. 行動しない(Not Act)
のテクニックについては、次回 3/17(金)にご紹介しますね。
投稿者プロフィール
-
■□■□■□■□■□■□──
“想い”を“言葉”に
その“言葉”が未来をつくる
*****************************
14年間の広告・編集業界を経て2018年にフリーに。
現役ライターとして活動中。
1,000人以上を取材してきた【取材力】で魅力を120%引き出し、ありありとイメージさせる【文章力】で心を揺さぶるのが得意。
10,000人以上の添削&修正してきた【ライティングスキル】を生かし、
個人起業家の《発信力アップ》をサポートするライティング講座を開講。
プライベートでは、元バックパッカーのマイペース夫とおじいちゃんのような5歳男児と悲喜こもごもを共にしている。
最新の投稿
- スキルアップコラム2023年7月12日魅力的なプレスリリースに必要な“3つの力”②
- スキルアップコラム2023年5月31日メディアが取材したくなる3大アプローチ
- スキルアップコラム2023年1月25日「PR=アピール活動」だけじゃない
- スキルアップコラム2022年9月7日長文を効果的に絞り込む5ステップ