メディア部門ライターの、葉月玲衣(はづき・れい)と申します。
1月につづいて「情報を発信する側」の視点から、一歩先の情報をお届けしてまいります。
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仕事上、パラキャリの情報収集のため・はたまた趣味で、私は毎日膨大な番組やショート動画を見ています。
基本は2倍速で、どんどん見ます。
そうすると、どんどん勘が研ぎ澄まされ、どんなに長い番組でも冒頭の1分もあれば、「使う、使わない」の判断ができるようになります。
音楽についても同様です。テーマ曲を選ぶときには、200曲くらいの候補曲を一気に聴くこともありますが、OKとNGの仕分けは最初の4~8小節を聞くだけ。それで、候補の数を10分の1まで絞ります。
前回のコラムで「5G時代に選ばれるコンテンツ」について書きましたが、やはり冒頭で何を提示するかが、これからはますます大事になります。
いまやYoutubeでも映像配信サービスでも、AIからのオススメが次々に目の前に提示される時代。
みなさんも選ぶ側としては、私と同じ立場といえるかもしれません。
今回は「あなたが選ばれるために」、発信の冒頭には何を盛り込むべきなのか。
そこを具体的に、お伝えしようと思います。
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今回あらためて、なぜ私が一瞬で「いる・いらない」を判断できるのか改めて考えてみました。
つきつめると、私の中で「判断基準が明確になっている」ということです。
たとえば家庭料理を放送する、番組のテーマ曲を選ぶ場合。
・誰が作曲しているのか
・明るい曲調
・電子音よりアコースティック
・音が厚すぎない
・楽しい雰囲気
・有名な料理番組の曲に似ていない
男子メシだったら、少し力強い感じ。
週末にパートナーと、なら、ゆったりめ。
など、さらにコンセプトに合わせて、要素を足し引きしていきます。
この基準が明確になっていれば、迷うことはありません。
こうした要素がなるべく多く入っている曲を残していって、どの要素を重要視するかで決めます。
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裏をかえせば、選ばれるためにすべき方法は明確です!
「ターゲットの欲しい情報を、冒頭にきっちり盛り込む設計にする」
これに尽きると思います。
・何をしている誰が
・誰に向けて
・何について伝えるか
このメッセージを冒頭で、明確に打ち出すことです。
最近ネットコンテンツも面白くて、いろいろとチェックしていますが、
支持されている方はやはり、「冒頭できっちりと上記の要素を入れ込んでいるなー」と改めて感心しております。
みなさまもぜひ、ご自身のメディア発信やコンテンツの設計を見直してみてくださいね。
投稿者プロフィール
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テレビディレクター歴20年
番組の企画制作1000本の実績
必ず伝わる!選ばれる!人気講座構築プロデューサーとしてパラレルキャリア活動中
教材やセミナーの企画、講師プロデュース、メディア発信のアドバイス
(https://ameblo.jp/kotonoha-lei/)
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