子育てから学ぶ、部下や後輩の育て方

子育て部門ライター下河内優子です。

読者の方にも、子育てをしながらパラレルキャリアを実践している方が
いらっしゃるのではないでしょうか。
私もその内の一人です。
そんな私が最近感じていること。

それは子育ての経験は、とても仕事に役立つスキルであることです。

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後輩や部下との、コミュニケーションが上手くいかず悩んでしまうことはありませんか?

そうした時に、ふと思い出してみてください。

大人と子どもでは確かにアプローチが違う部分もあるのですが、
根本的な「育てる」「信頼する」部分は同じです。

子どもに初めてひらがなを教えるとしたら、どのように教えますか?

「見本があるから、これを見ながら一人で書いてみて。わからなければ聞いてね」
「今からやるの見れば、覚えれるから」

そんな風に、本人に任せて突き放してしまう教え方はしませんよね。

例えばこんな風に、細かく丁寧に下準備をしてあげるのではないでしょうか?

ー準備ー

・紙とノートを用意する。
・鉛筆の芯は尖っているか確認する。
・ノートに下敷きを引いたか確認する。
・鉛筆は尖っているか確認する。
・持ち方は正しいか確認する。

ーノウハウー

・綺麗に書くコツを伝える。
・力の入れ方を確認する。
・枠からはみ出さないように伝える。
・線の上を丁寧になぞるように伝える。

ー関わりー

・書き終わるまでそっと見守る。
・うまくいかない時は励ましの言葉を添える
・「丁寧に書けたね」とできたことを認める。

教えるのが小学1年生が相手だった場合は、
ここまで丁寧に工程を分けて伝えてあげないと伝わりません。

そして、こうした指導と見守りの絶妙なバランスこそ、
子供のやる気にかかわってきます。

親にとってはかなり忍耐のいる作業ですが、相手が小学1年生だと思えばこそ
自然とこうした行動をされているはずです。

私たちが子どもを相手にしてきたこの指導方法こそ、社会で必要とされる
「新人を育てる力」として応用ができます。

この力は仕事において、特に部下や後輩への指導に役立つ立派な能力です。

特に指導と見守りの、絶妙なバランス。

新人さんは教えすぎると疎まれるし、放置しすぎると寂しがられてしまいます。

子どもと一緒だ!と思えれば、なんだかその子が可愛く見えるはず。

【新しい仕事をするときは、みんな小学1年生】
次に機会があった際には、そう思って指導にあたってみてください。
子育てとキャリアを分けるのではなく、それぞれの役割での経験を相互に活かす。

これこそまさに、パラレルキャリアの醍醐味ではないでしょうか。

投稿者プロフィール

下河内優子
下河内優子時短術コンサルタント
自由を手に入れるための時短術や、自分の人生を生きるための講座やイベントを開催。
(https://ameblo.jp/katadukesuki/)
パラレルキャリア専門エール通信

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