仕事が人を作る

キャリアライター寺崎コウキです。

このところ会社の本務にあたっていて、久々に新人の頃に聞いた上司の言葉を思い出しました。

仕事が人を作る

ちょっと難しいと思った仕事でも、
「挑戦していくことで、自分も成長するよ!」とアドバイスされていました。

なぜ思い出したのかというと、バックヤードがメイン業務の私が、
お客様向けのインストラクター役をすることとなり、
この2か月ほど、準備を重ねてきたためです。

でも正直なところ挑戦どころではなく、この仕事が早く終われーっ、
とばかり思っていたのです。

新卒採用の説明会などは経験がありましたが、
インストラクターとなるとわけが違いました。

練習をしても、なかなかコツがつかめなかったり、シナリオが変わったり、
新しいお役目に悪戦苦闘気味だったのと、
「間違えずに内容を伝えなければ……!」と焦っていたからです。

ところが、いざ本番でお客様を前にすると、
練習の時には持てなかった気持ちがフツフツと湧いてきました。

それは、『 目の前にいる人にわかりやすく説明したい!』
という気持ちでした。

恥ずかしながら、インストラクター役としては当たり前のことなのに、
心の底からは思えていませんでした。

リアルにお客様を目の前にしたことで、役に立ちたい、わかりやすい
と思って帰って欲しい、という気持ちが自然と湧いてきたのです。

そう思ってからは、ペアを組んでいる講師から
『説明が洗練されてきたね』 と、フィードバックをいただきました。

ちょっと難しい仕事が、自分を成長させてくれる。
実践を重ねることで、自分の糧になる……。

上司の言葉を聞いてから20年近く経って、改めて腹落ちしたのです。

もしインストラクター役を引き受けていなかったら、味わえなかった腹落ち感でした。

企業での経験が長くなっているビジネスウーマンほど、
仕事の範囲を決めつけがちなのではないでしょうか。

特にワーママは育児との両立でエネルギーを費やしてしまうため、
なかなか仕事の場で、自分をアップデートする気持ちになれないかもしれません。

でも、せっかくの新しい職務に尻込みしたり、
同じ範囲の仕事ばかりにしがみついたりしているのはもったいないですよ!!

仕事が人を作る

ちょっと新しい、ちょっと難しい、そんな仕事に出会えたら。
自分アップデートのチャンスです。

やるっきゃないと自分に声をかけてみてください!!

投稿者プロフィール

寺崎コウキ
寺崎コウキ会社員のまま やりたいことを仕事にできるコーチング
大手メーカー人事歴7年、勤続18年
◆2度目の育休復帰後、部内でメンター制度・社員研修の新プロジェクトを遂行中
◆複業では、キャリアシフトを望むワーママ向けコーチとして活動中!
◆こどもは7才♂3才♀
パラレルキャリア専門エール通信

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