ライティング術ライターの吉田和歌子(wacoxxx)です。
前回の記事で、真夏の焦げそうな暑さの中で、全身黒ずくめの女を見かけた「ギョッ」として、げんなりしてしまった……
というお話をしました。
黒ずくめが良いとか悪いとかではなく、「黒」という色が
- 高級感、重厚感などの圧倒的な存在感
- 暗さ、絶望、不安な気持ち、恐怖
などを感じさせることから重苦しい印象を受けてしまったのですね。
そして、この心理状況が実は、文章にも当てはまるってこと。
では、あなたは、第一印象で「黒っぽい」と感じる文章に出会った経験はありませんか?
そのとき、その文章って最後まで読みましたか?
きっと「いいえ」と答えた方が多いのではないかと思います。
なぜ読まなかったのか?
恐らく、直感的に「難しそう」と感じたのではないでしょうか。
でも、よく考えてください。
まだ読んでもいないのに、なぜ「難しい」と判断したのでしょう?
実は、「難しい」「堅苦しい」と感じさせる文章の原因の一つに「漢字が多すぎる」ことがあげられます。
良質な記事の条件の一つには「文章の読みやすさ」が含まれます。
- 難しい漢字は使わない
- ひらがなを多めにする
- カタカナを多用しすぎない
これらが「読みやすい文章」のルールです。
もちろん
- 記事の目的
- 掲載する媒体
- 読者層
などによって条件は異なりますが、
- 親しみを持ってもらう目的
- Facebookやブログなどの投稿
ならば、「難しそう」と思った瞬間に記事を飛ばしたり、サイトを開いたそばから閉じてしまったりと、離脱されてしまうのは問題ですよね。
これがもし、
あなたの書いた記事だったらどうでしょう?
もし、自分の記事を「黒っぽいかも」と思ったなら、あなたの記事を見かけて思いっきりスルーした人がいるってことなんですよ。
せっかく書いた記事も読んでもらえなければ
- 商品やサービスを知ってもらえない
- 価値を提供できない
- 読者の悩みを解決できない
- リピーター(ファン)ができない
といった問題が出てきます。
そんな悲しいことって無いですよね。
どんなに素晴らしい内容でも、どんなに心を打つ話でも、まず、読んでもらわないことには始まりません。
勿体無いことが起こらないよう、次回はあなたの文章が【黒ずくめ】にならないコツをお伝えしますね。
投稿者プロフィール
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“想い”を“言葉”に
その“言葉”が未来をつくる
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14年間の広告・編集業界を経て2018年にフリーに。
現役ライターとして活動中。
1,000人以上を取材してきた【取材力】で魅力を120%引き出し、ありありとイメージさせる【文章力】で心を揺さぶるのが得意。
10,000人以上の添削&修正してきた【ライティングスキル】を生かし、
個人起業家の《発信力アップ》をサポートするライティング講座を開講。
プライベートでは、元バックパッカーのマイペース夫とおじいちゃんのような5歳男児と悲喜こもごもを共にしている。
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