食と教養ライターの京田です。
金曜、オフィスで今年最後のカレンダーをめくってから帰って来ました。。
12月。今年もいよいよ押し迫ってまいりました。
あったか冬のカクテルは、ご存知ヴァン・ショー。
ホットワインです。
ホワイト・ハウスからの大統領の挨拶も「メリー・クリスマス!」から「ハッビー・ホリデー!」に変わって久しい、ダイバーシティの時代ですが、
やはりクリスマス。
イルミネーションに彩られ、温かで、何かとウキウキ。
ヴァン・ショー(フランス)、
またはグリューヴァイン(ドイツ)。
冬に嬉しい、このホットワインは、ヨーロッパのクリスマス・シーンにはつきもの。
クリスマスマーケットの屋台で振る舞われたのが始まりだそうです。
風邪の対策などに冬に家庭で作るのはもちろんのこと、クリスマスの買いものをしながら、冷えた身体を温めるために、外でも一杯。
長靴をかたどったマグカップに注いで出されるなど、地域毎の特色もみられる、楽しい飲み物です。
作り方は簡単。
赤ワインとオレンジジュースを、2:1の割合で鍋に入れ、粒胡椒3個、クローブ(丁字)2個、みかんのスライス、海塩をほんの少し加えて火にかけただけ。
オレンジジュースの代わりに、水でもOK。
その場合は、はちみつか砂糖を少し足します。
胡椒やクローブの代わりには、シナモン、スターアニス、バニラビーンズ、ナツメグ、オールスパイス、カルダモンなどお手持ちのスパイスを自由に組み合わせてください。
みかんのスライスを浮かべたのは、ちょうど除草剤不使用・低農薬で育てられた温州みかんがあったから。
ぶどうやりんご、レモン、キウイなどでも美味しい香りが付きます。
このレシピ、温めなければサングリア。
先週ご紹介したりんごのコンポートにもだいぶ似ています。
赤ではなく、白ワインで作る地域もあります。
ワインが湧いてから、数分煮詰めればアルコール分を飛ばすことも出来ますが
私は、沸騰前に火からおろします。
更には、ラム酒を足すこともあり(^^)
寒〜い冬の夜にぜひお試しを。
次回、12月8日(日)食と教養部門は「大根」をお届けします。