皆さん、こんにちは♪
ライティング術担当の吉田和歌子(wacoxxx)です。
先週末、息子の運動会を応援するために実家の広島から母が駆けつけてくれました。
最寄りのバス停まで迎えに行くと2泊にしては大きなスーツケース。
持つとズッシリと重みがあります。
「これな、半分くらいは野菜やねん」
と、母が笑いながら教えてくれました。
家に着いて開けてみると、わが家だけでは食べきれないほどの野菜たちがわんさか。
カボチャが4玉
ナスが10本
玉ネギが8玉
どれも、母が畑で育てた土付きの新鮮とれたて野菜です。
わが家だけでなく、同じく大阪から来てくれる義父母にも分けてあげられるよう、重いけど、持ってきてくれたのです。
「不恰好やけど…」
と言うけれど、無農薬の何よりも安心安全な野菜に感謝の気持ちしかありませんでした。
実家は普段から来客の多い家で、誰が訪れても最大限のおもてなしをしようと笑顔で迎えてくれる母です。
そんな母ですから、きっと朝から
「このナスは面白い形してるから息子が喜ぶかな」
「お義父さんたちは2人暮らしだから、これくらいの大きさがいいかな」
なんて、私たちのことを思いながら採ってくれたんだと思います。
そんなことを考えていると、気付いたんです。
実はこれ、文章を書くときにも通ずるなって。
読む相手を思い、
- その人のためになること
- その人に貢献できること
を考えながら書くからです。
文章を書くのは、“相手ありき” なんですよね。
- どんな話題に興味があるだろうか
- どんな情報を欲しいんだろうか
- どんなシーンで読むんだろうか
- どんな流れだと読みやすいだろうか
- 読み終わったら、どんな気持ちになるだろうか
書き手は、読み手の心理を読みながら文章を書く必要があるのです。
【文章は読む人のためにある】
と言ってもいいでしょう。
なので私は、文章力はもとより
【想像力】
が重要だと思っています。
でも、それって人と人がコミュニケーションをとるすべての場面において大切なことだと思いませんか?
「このプレゼント、彼は喜んでくれるかな」
「少し寒そうにしてるなぁ。窓を閉めてあげよう」
「今日は出張帰りでクタクタだろうから夕食は栄養たっぷりで温まるお鍋にしよう」
「電話の声がちょっと元気なかったから彼女の好きな花を買っていこう」
きっと、あなたも普段の生活で自然と考えていると思うんです。
その【想像力】を文章を書くときにも働かせるってだけ。
なんやかんや言ってこれが一番大事だと思います。
そういう理由から、不特定多数にメッセージを送る場合でも、想像しやすいようにターゲットを一人に絞り【伝える相手を明確にすること】が必要になるわけです。
いかがでしたでしょうか?
忘れがちかもしれませんが、画面の向こうには血の通った人間がいます。
その “誰か” を想像して手紙を書くつもりで書いてみてくださいね。
次回は、10/14(月)
「書く作業はたったの○割」
をお送りします。
投稿者プロフィール
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“想い”を“言葉”に
その“言葉”が未来をつくる
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14年間の広告・編集業界を経て2018年にフリーに。
現役ライターとして活動中。
1,000人以上を取材してきた【取材力】で魅力を120%引き出し、ありありとイメージさせる【文章力】で心を揺さぶるのが得意。
10,000人以上の添削&修正してきた【ライティングスキル】を生かし、
個人起業家の《発信力アップ》をサポートするライティング講座を開講。
プライベートでは、元バックパッカーのマイペース夫とおじいちゃんのような5歳男児と悲喜こもごもを共にしている。
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