会社辞めるって代わりに言って貰えます？！

キャリアライターの朝賀ちひろ です。

最近知った会社員向けサービス！
その名も「退職代行サービス」

今やこんなサービスがあるって
ご存じでしたか？？

私は最近知ったのですが
驚きました！

サービス内容は

その名の通り
職場への退職に関わる一切を
代行してくれるというのです。

もう職場と関わりたくない・・・
そう思ったら
翌日から出社しなくてOK！！

なのです。

すごくないですか？！

「誰にでも離職する権利」があるため、
退職をサポートするサービスのようです。

調べるといくつも会社があるのですね。

具体的には
・上司や会社への退職したい旨の連絡をしてくれる
・必要な手続きなど、やりとりをサポートしてくれる
などです。

自分と職場の間に入ってくれるので、
ストレスがないところが
最大のポイントですね。

特に上司のパワハラ、過度な残業、人手不足などで
「退職したい」と言い出すことが出来ない人にとっては
非常に魅力的です。

退職を言い出せないために
心や健康など
大切な何かを失ってしまう人にとっては
心の底から助かるサービスです。
確かにこのサービスが有効な方もいます。

退社代行サービス会社の発表によると
利用者の80％は男性で、
利用者の80％は20代だそうです。

つまり64％以上は
20代男性が利用しているということなんですね～

大丈夫か・・・？
20代男性よ・・・

昭和生まれの私は、
どうしてもこういった感想なので（笑）
ある意味非常識なサービスですよね。

でも革新的。
サービスとして成り立っています。

でもそれが当たり前になったら
良いのかというと
やっぱり私はそうでは無いと思います。

そりゃあ「退職します」と言うのは
誰でも言いづらいです。

引き留められるし、
文句言われるし
にらまれるし、なーんてのは
範囲内。

でもそれを考えても
必要な自分の手続きであり
自分の仕事の一部ですよね。

サービスにおいて
「不」を取り除く提供をするというのは
良いのですが

「嫌なこと」に向き合わなくていい
というのは別の話。

退職代行サービスのWebページには
非常に心惹かれる言葉が
たくさん並んでいましたが

「嫌なこと」には何でも
向き合わなくていいのかと
思ってしまいそうです。

ネット上の議論で良くあるように
極論で語り合うのは
好きではないですが

何でも代行だなんて
もう何にも出来なくなりそう・・・
何も乗り越えられなくなりそう・・・

というのが私の感想でした。

退職代行サービスを
利用することで助かる
ストレスフリーな部分、
スムーズな退職はあっても、
その仕事の意義や楽しさを
見いだせないまま
去ることになるのです。

また、会社での業務引き継ぎもなく、
会社や仕事仲間にも迷惑がかかります。

自分がいきなりいなくなったら大変だと
思うからこそ、
そんなことを自分がされたら
どれほど迷惑、大変かを考える
思いやりがちょっと欠ける行動かなと思います。

結論として言えるのは、
まず「退職代行サービス」は
円満退社ではないです。

これまで感謝を伝えければならない相手、人脈などを
割と最悪な形で失います。

ビジネスにおいて一番大切な信頼、人脈
そして自分で向き合う力を
失ってしまいます。

これらを容易に失うことを
推奨してしまうサービスには
ちょっと危機感を感じました。

いい部分もあれば
考えなければならない部分もある
サービスだと思います。

最近知った中で
衝撃的な新ビジネスサービスだったので
本日はご紹介しました。

サービスを提供する側も、
甘い言葉だけではなく、
どういった人に本当に必要なのか
示していく必要がありそうですね。