3人のレンガ職人のお話

キャリアライターの朝賀ちひろ です。

よく「仕事の意識」で耳にする
イソップ童話の「3人のレンガ職人」のお話は
ご存じですか?

あるとき旅人が歩いていると
レンガを積んでいる3人の職人に出会いました。

3人は同じ仕事をしていました。

そこで3人に同じ質問、感想を
投げかけてみました。

◆「何をしているのですか?」
◆「大変ですね」

1人目は辛そうにレンガを積んでいました。

◆「何をしているのですか?」
→『ただレンガを積んでいるのさ』
◆「大変ですね」
→『あぁ、全くついていない、最悪の人生だ』

2人目は普通にレンガを積んでいました。

◆「何をしているのですか?」
→『壁を作る仕事をしているのさ』
◆「大変ですね」
→『まぁ、家族を養って食べていけるのだからいいんだよ』

3人目は楽しそうにレンガを積んでいました。
◆「何をしているのですか?」
→『歴史に残る偉大な大聖堂を造っているんだ!』
◆「大変ですね」
→『そうは思わないよ、この仕事が多くの人のためになるかと思うと最高だ!』

同じ仕事をしていても、
自分の目的意識が異なるだけで
こんなにも仕事の意義が異なるのですね。

また「同じ仕事をしている」とは言っても
そのクオリティに
差が出てくることが想像できます。

そもそも最初は誰でも
仕事は出来ません。

どのようにやるのか、
何を使うのか、
コツは何か
求められている指示内容は何か、
現場の環境はどうか、
などなど

知って学んで出来るようになるまで
必ず時間が必要です。

しかし1人目の「目的がなくやるタイプ」では
仕事のクオリティ向上は見込めません。

2人目の「金目的でやるタイプ」は
自分の得られる賃金に対する
労働の費用対効果を求めるので

仕事のクオリティはそのままに
手を抜ける方法を探し始めます。

3人目の「自分の見いだした使命でやるタイプ」は
仕事のクオリティが上がることはもちろん、
同時に自分自身、自分の人生の価値を上げてます。

ルーチンワークや
単純作業といわれる仕事でも

少しゲーム感覚で
自分に課題を課して
楽しみながら仕事をする方っていますよね。

そういう人の方が、
成長も早いしその後別の仕事をしても
活かしてきます。

3人のレンガ職人のうち
知らず知らずのうちに1人目、2人目に
なっている人って実は多いと思うのです。

実際に私も思い返すと、
1人目、2人目になって
仕事をしていた時期もあったなぁと思います。

「何のために
その仕事をしているのか?」

その意味を知り、
その目的に向かう意識を持つことができれば
働くことが単純に楽しくなります。

3人のレンガ職人のお話でお気づきだと思いますが
もちろん目的意識を持って仕事に取り組むことが
自分の価値、人生を豊かにします。

投稿者プロフィール

朝賀ちひろ
朝賀ちひろNAIL&YOU代表
◇「NAIL&YOU」代表
◇「エールプロジェクト」事務局長、キャリア担当
栃木県出身、千葉県市川市在住。セーラームーン世代。
元会社員✕起業家✕ネイリスト✕ママのパラレルキャリア
(https://nailandyou.com/)
パラレルキャリア専門エール通信

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