3月の和菓子(ひな菓子に使われる色の意味)

お料理ライターの京田佳永子です。

3月3日はひな祭り。
今回は、京都のひな菓子「ひちぎり」をご紹介します。

ひちぎりは「引千切」と書き、ひきちぎり、ひっちぎりと呼ぶこともあります。

ひちぎりは、平安時代の宮中で行われた「戴餅(いただきもち)」になぞらえて京都の町人の間に広まったひな菓子です。

戴餅は、丸餅の中央に丸めた漉し餡を乗せたもの。
健康を祈る宮中行事に用いていたもので、稚児が頭上に戴いたことから そう呼ばれるようになった菓子。

紫式部日記に「坎日なりければ、若宮の御戴餅の事、停まりぬ」の一文がある、と紹介されているのを見つけました。
(多分「日が悪かったので、若宮様の戴餅の行事は中止した」という意味)

現代の「ひちぎり」は、よもぎを練りこんだ「餅」や「練り切り生地」の上に、餡を乗せ、さらに白や桃色のきんとんを飾ったものが多く、白と桃色と2つ並べて飾ると、男雛と女雛のようでなんともかわいらしいです・・・

(以下、オンラインサロン限定公開)


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投稿者プロフィール

京田佳永子
京田佳永子クッキング・スペシャリスト
茶道歴30年、秘書歴25年、ホームパーティ歴15年。美味しいものに本気で取り組む外資系企業社長秘書。パラレルキャリアでおもてなし料理教室を主宰。
パラレルキャリア専門エール通信

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